けん玉を使う前に実施すべき “7つのステップ”

Pocket

けん玉を購入→すぐに使う!

これは間違いです。けん玉上達のためには、けん玉を「買った後、使う前」にけん玉の調整をする必要があります。
今回は、「けん玉を使う前に実施すべき7つのステップ」についてご紹介します。

実施すべき “7つのステップ”

最初に7つのステップを列挙しておきます。

1. 道具の準備
2. けん先部分の長さの調整
3. けん先の尖り(とがり)の調整
4. 糸の長さの調整
5. 玉の近くに結び目を作る
6. けん先にボンド(接着剤)をつける
7. 焦らず待つ…

この7つのステップを、次の章より詳しく説明していきます。また、けん玉協会のサイトにも同じようなことが書かれていますので、あわせて参考にしてみてください。

1.  道具の準備

けん玉の調整をするために、以下の道具があるとよいです。

・はさみ
・ボンド (または 瞬間接着剤)
・ヤスリ
・糸とおし

はさみ

【使用目的】
糸を切るため。
ハサミは大体の家にあると思いますので、そちらを利用してください。糸が切れさえすればなんでもよいです。(さいほうセットなどに入っている糸切りバサミなどでもOKです)

ボンド

【使用目的】
けん先が丸くなるのを防ぐため。
ステップ6の、「けん先にボンド(接着剤)をつける」で利用します。詳細はステップ6で説明します。
ボンドは文房具屋さん、瞬間接着剤はほとんどの100円ショップで購入できます。

ボンドと瞬間接着剤はどちらかだけで十分です。どちらのほうがおススメかは、ステップ6の「けん先にボンド(接着剤)をつける」で説明しますのでご覧ください。

ヤスリ

【使用目的】
けん先部分の長さや、けん先の尖り(とがり)を調整するため。
けん玉のけんの部分をヤスリでみがく(削る)ことによって、使いやすいけん玉にします。木材に利用できるヤスリを使用してください。ヤスリは100円ショップで購入できます。

糸とおし

【使用目的】
ビーズやけんに糸を通しやすくするため。
ビーズやけんに糸を通す作業があるので、下記のような糸とおしがあるとスムーズに作業が進みます。
さいほうセットなどに入っていることが多いと思います。
※糸とおしはスムーズに作業を進めるための道具であり、必須ではありません。

上記の赤いやつが糸とおしです。(色々な形があります)

糸とおしがない場合は、以下のようなもので代用できますので、ご参考にしてください。
・つまようじ
・SIMを入れ替える際に使う「SIMピン」
・クリップ(先を曲げて利用するので、ケガには注意してください)

2. けん先部分の長さの調整

準備が整ったところで、実際のけん玉の調整をはじめましょう。
最初に実施するのは、「けん先部分の長さの調整」です。

けん先の長さはけん玉によって違う!?

けん玉のメーカーや種類によって、けん先の長さが異なります。

短すぎるのはあまりおススメしません。
おススメしない理由は今回の記事のテーマである「けん玉の調整方法」とずれてしまうので、ここでは説明しません。細かい理由は、以下の記事で紹介していますので、参考にしてください。

どのくらいがいいの?

目安を写真で載せます。

写真の左のけん玉のとおり、けんの長さを4.5cmくらいにするとちょうど良いです。それだと長すぎると感じる人は、4.0cmくらいでも良いです。右のけん玉は買った当初の状態ですが、3.5cmです。これだと短いので、長くしておきましょう。

けん玉の種類によって買った当初のけんの長さは違います。Yumuのけん玉は短いことが多いですが、大空シリーズでも短くなっているものもあります。最初から4.0cm以上あれば特に長くする必要はありません。

けん玉の種類によって、けん先の長さは変わりますが、けん全体の長さは変わりません。ですから、けんと皿銅が接する部分をヤスリで磨いて細くしましょう。
けんをヤスリで磨いて細くするのは結構大変で、力がいる作業です。なかなか細くできない場合は、大人の方に手伝ってもらいながら実施してみましょう。

また、削りすぎないようにときどきけんと皿銅をはめてみて長さを確認しておくようにしましょう。細くはできますが、一度細くしたら太くはできませんので注意しましょう。

3. けん先の尖り(とがり)の調整

次に、けん先の尖り(とがり)を調整しましょう。

けん先は最初の状態だと非常にとがっていますね。このまま使用するのはおススメしません。なぜなら、玉がボコボコになってしまうから。
玉がボコボコになってしまうと塗装がはがれやすくなったり滑りやすくなってしまう原因になるため、少しけん先がけずれたていたほうがいいです。ですので、最初からヤスリを使ってけずっておきましょう。
※ヤスリを使ったことがない方は、周りの大人の人や詳しい人に聞いてみましょう。

また、あまりにもけん先が丸くなってしまうと今度はけんにさしづらくなってしまうので、けずりすぎも禁物です。

2(または3)くらいにしましょう。

上の写真で行くと、1が新品の状態です。そこからすこし丸みを帯びるようにけずって2または3の状態にしておきましょう。5の状態になると買いかえどきです。
念のためイラストでも捕捉します。

先ほどの写真とおなじで、2または3の状態にしておきましょう。
※けん玉の種類によってはすでに2の状態くらいになっているものもあります。その際は無理に削らなくても構いません。

けん玉を使用し続けるうちに、けん先は丸くなっていきます。それを防ぐためには、けん先をボンド(接着剤)で保護することが大切です。そちらはステップ6「けん先にボンド(接着剤)をつける」で説明します。

4. 糸の長さの調整

続いて、「糸の長さの調整」を行います。

最初の状態だと、糸が長すぎる

けん玉を買ってから糸の長さを調整せずに使い続けている人が良くいます。しかし、最初の状態は糸が長すぎるので、短くする必要があります。
※ストリート系のけん玉は長くても構いません。糸が短いとジャグをする際に引っ掛かりやすくなるので。

最適な長さは?

結論から言うと、最適な糸の長さは、年齢や身長によって変わります。大体の目安を載せます。

腕の長さや足の長さにも左右されますが、大体の目安はご覧のとおりです。
何もしない状態だと40cm以上長さがあるため、短くしておきましょう。上記のひもの長さを定規で測るのは大変なので、写真を載せておきます。参考にしてください。

ひもを中皿のほうに引っ張って、指何本くらい中皿のふちから出るかを確かめる!

なぜ短くする必要があるの?

「長すぎる糸がなぜダメか?」
一言でいえば、「ふる系の種目」がやりづらいから
です。
※「ふる系の種目」とは、ひこうきやふりけん、一回転ひこうきなど、玉やけんをふって実施する種目です。

これらの種目は糸が長いと力が伝わりづらいです。糸が長いままだと力を伝えるために大きな力が必要になります。力を大きく入れるとその分ずれも大きくなってしまうので、なかなか成功しません。つまり、上達しません。

また、とめけんなどの「真上に上げる系の種目」についても、成功率を上げるために、ひもを最適な長さにしておく必要があります。
小学生や幼稚園の方など、まだ身長が低い方は、ひもが長いと少ししゃがんだだけで玉やけんが地面についてしまいます。
するとどうなるか。地面についてしまわないようにほとんどしゃがむことなく技を決めようとするため、なかなか成功しません。正しいフォームを覚えられないため、上達しません。

きちんとしゃがむことができるくらい身長のある人でも、しっかりと糸の長さを最適にしてやる必要があります。「ふる系の種目」でお伝えしたとおり、ひもが長いと力を伝えずらくなります。これは「真上に上げる系」にも同じことがいえるからです。

ですので皆さん、先ほど表と写真でお見せしたとおり、糸を最適な長さにしておきましょう。

糸は使っていくうちに長くなるので注意!

糸は使い続けていくとどんどん伸びていきます。1か月まともに練習すると0.5cmくらいは長くなるので、最初は少し短めにしてもいいです。ただし、ステップ5「玉の近くに結び目を作る」で、糸の長さが0.2~0.3cmほど短くなってしまうので、気にしなくても問題ありません。

5. 玉の近くに結び目を作る

糸の長さが決まったら、玉の近くに結び目を作っておきましょう。結び方は1回結んだだけでもいいですし、2回結んで固結びにしてもいいです。糸が玉の穴のほうに抜けない大きさの結び目を作れればいいです。

この工程は大切です。糸が玉の穴のほうから抜けてしまうと、灯台を決めるときに糸が玉とけんの間に挟まってしまいます。
※灯台に限らず、ほかの技を実施しているときも玉とけんの間に挟まってしまうことがあります。初心者はあまり気になる技が出てこないかもしれませんが、最初から結び目を作っておくようにしましょう。

どの位置に結び目を作ればいいの?

玉の上部の糸が出ているところから、1~2cm程度のところがいいです。

糸の長さが短くなるので注意

上の写真のように結び目を作ると、糸の長さが2~3mm(0.2~0.3cm)ほど短くなります。やっていくうちに糸は伸びるのであまり影響はありませんが、注意しましょう。

6. けん先にボンド(接着剤)をつける

さて、糸の長さの調整が終わったら、最後に「けん先にボンド(接着剤)をつける」作業をしましょう。これが仕上げです!

けん先の尖り(とがり)の調整の後にできるけど…

この作業は、ステップ3「けん先の尖り(とがり)の調整」の後であればできます。
つまり、糸の長さの調整をする前にボンド(接着剤)をつけておくことは可能です。そうすれば乾くまで待つ必要もないので、待つ時間を節約することができます。
ただし、この工程を仕上げに持ってきたのは理由があります。それは、

「糸の調整をしているときに、まだ乾いていないボンド(接着剤)がどこかについてしまうかもしれないから」

糸の調整ではけんや玉をいじることが多くなることや、けん先に意識が向かないことから、気づかぬうちにけん先がどこかに触れてしまいがちです。その結果、まだ乾いていないボンド(接着剤)が衣服や玉、床や机などについてしまうことがあります。ついてしまうとなかなか取れないので、この作業は最後にやることをおススメします。

どのくらいボンド(接着剤)をつければいいの?

けん先のとがっている部分の半分くらいでいいです。それ以上はつけても意味がありません。とがっている部分より下の位置に塗ってはいけませんので注意してください。

ボンドと接着剤はどちらがいいの?

どちらでもいいです。私はボンドを使っていますが、それぞれ良いところと悪いところがあります。

どちらもほとんど変わらないです。ですので、家にあるほうを使えばいいです。どちらもない家に場合やどちらも家にある場合は、上の表を参考にしながら、好きなほうを選んでみてください。

7. 焦らず待つ…

最後は焦らず待つことです笑
接着剤(すぐ乾くもの)なら5分、ボンドなら30分くらいでしょうか。触ってみて大丈夫そうだなと思ったら使い始めましょう。夜に1~6までの作業をやって、次の日の朝から使い始めても構いません。

まとめ

けん玉の調整は、上達のために絶対にやるべきです。自分に使いやすいようにけん玉を調整することによって、成功率も上がるので、楽しくなっていきます。けん玉をちゃんと調整することによって、マイけん玉として愛着もわきます。いいことづくめです。

自分に合ったけん玉にすることで、充実したけん玉ライフを楽しみましょう!