「うぐいす」がやりやすくなる!?8つの工夫

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今回は「うぐいす」をやりやすくするための8つの工夫を紹介します。

技術的なことではなく、「うぐいすがやりやすいけん玉の条件」というテーマでお話ししていきます。
すぐにやりやすくなる方法もありますので、ぜひ参考にしてください。

技術的なことに関しては、以下の記事をご覧ください。

また、今回ご紹介する内容の一部は、とめけんの工夫の記事にも書かれています。
内容がかぶっているものは、このページでは簡単に説明しています。詳細な説明は以下のページをご覧ください。

それぞれの工夫には、重要度を書いています。

重要度:★★★ … とても大切!!
重要度:★★☆ … 大切!
重要度:★☆☆ … もしかしたら役に立つかも!

くらいのレベルで書いていますので、参考にしてください。

また、うぐいすは初段以降で初めてでてくる難しい技です。
重要度については、「とめけんを10回中8回成功できる」レベルの前提でつけています。

① 【重要度:★★★】 玉の穴がけずれているけん玉を使う

うぐいすは、よく使い込まれて玉の穴がけずれているけん玉だとやりやすいです。

逆に言えば、新品のけん玉ではやりづらいです。

理由1. 玉の穴の部分が大きくなることで、皿のふちと接する可能性が高くなるから

皿のふちに乗せられるのは、穴の開いている、平らな部分です。
穴の開いていない曲面をお皿のふちに乗せることは出来ないですよね。

ですから、この平らな部分が大きくなればなるほど、皿のふちに乗せられる可能性が高まります。

けん玉を使いこむほど穴の近くの丸みを帯びているところがけずれて、平らになっていきますから、うぐいすを成功させやすくなります。

理由2. 玉とけんがでこぼこ(ギザギザ)になるので、引っかかりやすい

新品のけん玉は、けんも玉もなめらかに加工されています。

一方で使いこまれたけん玉は、けんや玉がでこぼこ(ギザギザ)になっていきます。

皿のふちに玉を乗せたときに、お互いに接している部分がでこぼこしていれば、いい具合に引っかかってくれます。
正確に言うと、大きなまさつ力が生まれて、動きにくくなります。

ですから、乗せたあとにすべって落ちにくくなります。

② 【重要度:★★★】 皿のふちを湿らせる

これはズルに近いですが、「うぐいすがちょっとできるようになってきた!」方には非常に効果があるはずです。

皿のふちに水をつけたあと、うぐいすをやってみましょう。

なぜ水をつけると良いかは、簡単に言うと、「木には水分を含むとすべりにくくなる性質がある」からです。

普通なら雨の日はすべりやすいので水分を含んではいけない気もしますが、水にぬれるとすべりやすくなるのは、水を吸いにくい素材です。

水を吸いにくい素材の上で水分がまくを張ったような状態になるので、まさつが生じなくなり、結果すべりやすくなります。

しかしけん玉は水分を吸いやすい木でできているので、そのような状態になりません。反対に、すべりにくくなります。

ですから、この方法が最も手っ取り早く、簡単にうぐいすを成功させやすくなる方法です。
しかし、ひとつ注意してほしいことがあります。

湿らせるのはルール違反!?

けん玉に水分をつけて湿らせるのはルール違反になる恐れがあります。具体的にどのルールに違反するかというと、以下のルールです

10.けん玉の皿の縁やすべり止め等の部位を、水で濡らす等により試技をやりやすくし てはならない。ただし、保管のための保湿管理は問わない。

日本けん玉協会 公式戦使用けん玉規程(協会主催の公式戦用)より引用

このルールは日本けん玉協会が主催する公式戦において採用されるルールです。
もちろん、通常の段の認定もこれに準じる形で検査が行われます。

段の認定が始まる直前に認定員がけん玉をチェックするタイミングがありますが、その際にけん玉が明らかに濡れていると、そのけん玉の使用は認められません。

また、検定や大会の途中でツバをつけたりすることもルール違反になりますから注意してください。

ルールにも書いてあるとおり、普段から水をつけておいて保湿しておくのはOKです。また、けん玉チェックの15分前であれば、チェックの際に表面は十分に乾いているでしょうから問題ないと判断されるでしょう。

※表面が乾いていても中が保湿されていれば、効果は期待できます。

いずれにしてもルール違反になってしまうとその場で失格になってしまったり、失格にならなくても別のけん玉でやることになります。

そうなれば普段の実力を発揮できませんから、ちゃんとルールを守ったうえで実施するようにしてください。

③ 【重要度:★★☆】 玉がすべりにくいけん玉を使う

玉を皿のふちにのせたあと、すべって落ちてしまわないようにするためには、玉がすべりにくいけん玉を使うのが良いです。

玉がすべりにくければ、大きなまさつ力がはたらくので、静止させやすいです。
まさつ力に関しては以下の記事で取り上げていますので、参考にしてください。

玉のすべりにくさ

認定けん玉のすべりにくさを表でまとめます。

星が5つ(★★★★★)になっている以下のけん玉は、玉がすべりにくい=うぐいすがやりやすい要素のうちの1つを満たすけん玉です。

【山形工房】
・大空プレミアム、大空マットメタリック、大空マット、大空クリア
【 Yumu 】
・スーパーペイントストライプ、スーパーペイント

④ 【重要度:★★☆】 玉が重いけん玉を使う

玉が重ければ、真上に上げられなかったときにブレづらくなります。

完全に真上に上げられなかったとしても、玉が重ければ重いほどずれにくくなるので、うぐいすを決めやすいです。

また、玉が重いほど「まさつ力」が大きくなるので、玉を皿のふちに乗せたあとにすべりにくくなります。

まさつ力に関しては「③ 玉がすべりにくいけん玉を使う」のところにリンクを貼っていますので参考にしてください。

認定けん玉の玉の重さ一覧

認定けん玉の玉の重さはご覧のとおりです。
※同じ種類のけん玉でも、けん玉ごとに重さの差がありますから、今あなたがお持ちのけん玉の玉の重さと、多少異なっている場合があります。

重いほどまさつ力は大きくなるので、重さだけで考えれば下の3つのけん玉(STARS、匠、こだま)がよさそうです。

しかしながら、玉の重さは、うぐいすをやりやすくするための工夫8つのうちの1つにすぎません。

そして下の3つのけん玉は、うぐいすに関して言えばあまりおすすめできないけん玉に分類されます…。

③で紹介したとおり、まさつ力は重さ以外にも「素材のすべりやすさ」が関係するからです。
下の3つのけん玉は玉がすべりやすいので、まさつ力は他のけん玉よりも小さくなってしまいます。

なかなか難しいところですが、ほかの項目を見ていただければわかると思いますので、ぜひご覧になってください。

⑤ 【重要度:★★☆】 糸の長さを短くする

とめけんの記事でも話した内容です。うぐいすを成功させるだけなら、糸の長さは短いほうがいいです。

具体的には、以下の表です。

例えば身長150cmくらいの方なら、32~35cmが糸(ひも)の長さの目安ですが、うぐいすを成功させることだけを考えるなら、短めの32~33cmをおすすめします。

糸が短いほど、それだけ上に引き上げる距離を短くできるので、ズレを小さくできます。

⑥ 【重要度:★★☆】 玉の色と糸の色を変える

うぐいすは、とめけんと同じく、玉をまっすぐに引き上げる技です。

玉がまっすぐ引き上げられているかを判断するのが、玉の穴の反対側から出ている糸の部分です。

玉から糸が出ている部分の位置のちょうど反対側に穴があるので、穴が自分から見えなくても穴の位置を判断することが可能です。

それを判断しやすくするために、玉の色と糸の色をちがう色にしましょう。

⑦ 【重要度:★★☆】 玉の色が2色以上のけん玉を使う

これはふりけんの工夫や一周系の工夫の記事でも出てきた内容です。

うぐいすに関しては、玉を真上に上げたときに、どれほど傾いてしまったかを判断できることが大切です。
傾いてしまった場合は、玉の穴が真下にないので、けんの向きを調整する必要があるからです。

上のイラストのように、2色のけん玉であれば玉の傾きがわかるので、穴の位置がどの方向にずれてしまったかを判断しやすくなります。

1色のけん玉だと、糸が玉から出ている部分の1点のみで判断するしかありません。

2色以上のけん玉であれば、糸が玉から出ている部分に加えて、玉のデザインから傾きを判断することができるので、多少ずれてしまってもけんを調整して乗せられる可能性を高くできます。

2色よりも3色がおすすめ!

細かい話をすると、大空マットメタリックシリーズのように、「白色+○色+白色」のような3色カラーになっているものは特におすすめです。

なぜなら、上のイラストのような「赤色+白色」のようなけん玉だと、玉がある程度上に上がってこないと玉の傾きがわからないからです。

2色のけん玉だと、玉を真上に上げる系の技をやる際には、1色しか見えません。(ひもの色は除きます)下の写真のとおり、2色のけん玉は真上から見る(*)と1色に見えますね。
(*)実際にうぐいすをやるときは、真上よりも少しだけずれたところから玉を見るはずなので、かすかに2色目が見える人もいるでしょう。

一方で中央にラインの入っている、3色に分かれているけん玉の場合、上から見ると2色見えます。
例えば、2色カラーの『大空プレミアム 赤+白 』と、3色カラーの『大空マット 白+パープルライン 』を比較してみます。

玉がまだ下の位置にあるときは、2色のけん玉だと1色しか見えませんが、3色のけん玉だと2色見えます。
「そんなのほとんど変わらないよ」という方もいらっしゃるでしょうが、最初に玉をあげた瞬間にずれたことが分かれば修正できる可能性もあります。うぐいすはタイミングがシビアな技ですから、早い段階で玉が少しずれたと気づければ、失敗を防げるかもしれません。

⑧ 【重要度:★☆☆】 けん先の長さを変える

けん先の長さを4.0cm~4.5cmにすると、うぐいすは安定します。

うぐいすで玉を大皿のふちに乗せたとき、玉とけんが接するところは基本的に以下の2点です。
① 大皿のふち
② けん先

この①と②との距離が離れているほど、うぐいすは安定します。細かい話は以下で説明しています。

安定はしますが、ほかの項目に比べると、「うぐいすがめちゃくちゃやりやすくなる!」わけではないので、星1つ(★☆☆)です。

ただ、けん先の長さを”最高”にすることは、うぐいす以外にもいろいろなメリットがあるので、上の記事はぜひ読んでいただければと思います。

まとめ

うぐいすをやりやすくするための8つの工夫について紹介しました。おさらいします。

① 重要度:★★★ 玉の穴がけずれているけん玉を使う

② 重要度:★★★ 皿のふちを湿らせる

③ 重要度:★★☆ 玉がすべりにくいけん玉を使う

④ 重要度:★★☆ 玉が重いけん玉を使う

⑤ 重要度:★★☆ 糸の長さを短くする

⑥ 重要度:★★☆ 玉の色と糸の色を変える

⑦ 重要度:★★☆ 玉の色が2色以上のけん玉を使う

 重要度:★☆☆ けん先の長さを変える

技術的な要素に加えて、できるだけやりやすいようにけん玉を工夫することも実力のうちです。

もちろん、「どんなけん玉でもうぐいすができる」のが理想ですが、
まずはやりやすいけん玉でやってみて、成功体験をつむことが大切です。

成功できればうれしいし、けん玉をやるのが楽しくなります。もっともっと練習してうまくなりたいと感じるようになります。

特にうぐいすは、これまでにやってきた技とは一線を画すような、難しい技です。
初心者の方からすると、「どうしてそこに乗るの?」と感じるあり得ない技だと思います。

私も最初は絶対にできないと思っていましたが、たくさん練習して、「成功できるかも…」と思えるようになってから、実際に成功できるまではそこまで長くありませんでした。

この「成功できるかも…」という体験をするために、いろいろな工夫をすることはいいことだと思います。気の持ちようが全然違いますから^^

今すぐにできる内容もありますから、ぜひ試してみてください!