準初段の難易度をグラフで表現する

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以前、級位の難易度をグラフで表現しました。

今回は準初段の難易度をグラフで表現することによって、「ぱっと見」の難しさを見てみます。

準初段って?

準初段は簡単に言うと、1級と初段の間です。

1級に合格した方でも、「準初段がなかなか合格できない…」という方はいらっしゃいます。

1級と比較すると、

・技の数が多い
・高い精度が求められる
・もしかめが1発勝負

など、合格するのは1級よりもはるかに難しいです。

準初段の認定表

準初段の技と規定回数については、日本けん玉協会のHPにまとめられています。

こちらのページでも軽く触れます。

※もしかめは1回のみ

級の段階では最高3回まででよかった成功回数が、準初段では最大5回です。

また、技の数ももしかめを除いても8つと多いです。級の段階では最大で3つの技しかありませんから、体力的に厳しい方もいらっしゃるでしょう。

準初段のそれぞれの技についての攻略法は他のページに任せるとして、規定回数と技をグラフにしてみます。

なお、準初段だけのグラフだと比較することができないので、とめけんが出てくる6級~を比較対象としてグラフにします。

グラフはこんな感じ!

※もしかめは除いています

オレンジ色が準初段のグラフです。

他の級位に比べて、グラフが大きい=難しいことがぱっと見でわかりますね。
これに加えてもしかめがありますから、やはり「準初段は難しい」
ということがわかります。

さらに、オレンジ色のグラフは、他のグラフに比べて横に長いですよね。つまり、種目数が多いということです。

種目数が増えるほど難易度があがりますよね。

たまたま調子の悪い技が出てきやすかったり、体力的に厳しかったりするからです。その意味でも、準初段は難しいですね。

こんな見方もある

先ほどのグラフで「準初段が難しい」ということを表現しました。

一方で「”1級の実力”があれば、準初段はどれほど難しいの?」
というところを掘り下げてみます。

級位の試験は、級が1つ上がるごとに、前の級よりも1回多く成功させる必要がある
という規則性がありました。

この規則性を元に考えると、”○級の実力”がある人は級位の技を、以下の回数くらい成功させられると仮定できます。

カッコ()内の数字は、その級の審査には出てこない技ですが、「このくらいはできるだろう」という目安です。

例えば、”1級の実力”がある人は、とめけんを6回、ひこうきを5回、ふりけんを4回くらいできるだろう、ということです。(上表の赤枠です。)

級が1つ上がるごとに、前の級よりも1回多く成功させる必要がある

という規則性のもと、1級の実力がある人の成功回数の目安を表しましたが、この回数をもとに、1級と準初段を比較してみたいと思います。

1級と準初段の比較

準初段では、「県一周」と「けん先すべり」が初めて出てきます。それ以外の技については、

多くとも+1回できればクリアできるレベル

ということがわかります。県一周以外については、1級の実力がある人なら少し練習すれば合格できそう、という感じです。

もちろん実際はそう上手くいかないことも多いと思います。

・種目数が多いのでたまたま調子が悪い技が出てきやすいこと

・種目数が多いので体力的に厳しいこと

・もしかめが一発勝負、かつ100回(1級の2倍)やる必要があること

など、1級と比較すると多くの”落とし穴”があります。

グラフだとぱっと見「県一周だけ練習すればよさそう」と感じるのですが、そう簡単にいかないのが準初段の難しさであり、けん玉の面白さでもあります。

まとめ

今回は準初段の難易度をグラフで表現することによって、「ぱっと見」の難しさを見ました。

“1級の実力”がある人にとっては、県一周・けん先すべり以外の技はちょっと練習すれば到達できるレベルだということが分かりました。

一方で、グラフが横に長いこと=種目数が多いこともわかりました。

準初段は種目数が多いせいで落ちてしまう人が多いです。

そのあたりはまた別の記事で説明しようと思います。