使いやすいのはどちら? 新品 vs 使い込まれたけん玉

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今回は、けん玉を使っていくうちに技はやりやすくなるのか、それともやりにくくなるのか、という話をします。
けん玉の技には、

・新品のけん玉のほうがやりやすい技

・使いこまれたけん玉のほうがやりやすい技

・どちらでもやりやすさに差がない技

があります。
今回の記事では、技ごとにどのけん玉がやりやすいかを整理します。

前提

使うけん玉は、大空プレミアムもしくはマット加工のけん玉とします。
これらのけん玉は、玉にすべりにくい加工がされています。
また、今回記事の対象にする技は、10級~五段までで出てくるすべての技とします。(タイム競技は除きます)

グラフの見方

どちらが使いやすいかを、本ページではグラフで表現します。
例えば以下のとおりです。

・新品のほうが使いやすい場合

・使い込まれたけん玉のほうが使いやすい場合

もちろん、このグラフには私の主観が含まれるので、参考程度にしてください。

また、けん玉の使い方によって、使いやすさは変わります。
メンテナンスをしっかりしていれば、ある程度使い込まれたけん玉でも使いやすい状態が続きます。
そちらも注意してください。

一気に見せます!

おさらいです。

・オレンジが多い…新しいけん玉のほうがやりやすい
・水色が多い…使いこまれたけん玉のほうがやりやすい
・オレンジと水色が同じくらい…ちょうどよく使われたけん玉がやりやすい(どちらのけん玉でもやりやすさは変わらない)

それでは見ていきましょう!
まずは技の難易度の順番にグラフ化してみます。

10級~五段

どちらかといえば、使い込まれたけん玉のほうがやりやすい技が多いですね。

級位・段位ごとに解説!

次に、級位・段位ごとに解説していきます。
こちらは一つ一つ説明すると長くなるので、いくつかにまとめて説明します。

10級~6級はどんな感じ?

10級~6級

10級~6級は、技でいうと大皿~とめけんです。
真上に上げる系の技ですね。

これらの技については、新しいか使い込まれたかによってやりやすさは変わらないと考えています。

お皿に乗せる技は、新しくても使い込まれていても、ほとんど違いはありません。

とめけんについても同様です。とめけんのやりやすさは使い込まれ具合よりも、玉のデザインや糸の色の影響が大きいためです。

「とめけん」がやりやすくなる!?3つの工夫

まとめると、10級~6級くらいまでのレベルでは、「けん玉の使い込まれ具合」について強く意識する必要はないでしょう。

5級~2級はどんな感じ?

5級~2級で初登場する技は、以下の4つです。
・ひこうき
・ふりけん
・日本一周
・世界一周

初心者を卒業し、中級者の入り口、といった技ですね。
これらの技はどうでしょうか?

5級~2級

これら4つの技は、使い込まれたけん玉のほうがやりやすいです。

特に穴の位置をよく見る必要のある、
・ふりけん
・日本一周
・世界一周
は使い込まれたけん玉ほどやりやすいでしょう。

一つ注意点

ただし「穴にさす技」に関しては、
「けん先がけずれていないか」が技のやりやすさに大きくかかわります。

けん先が丸まっていると、穴に入れにくいからです。
使い込んでいくとどうしてもけん先がけずれてしまい、丸まっていきます。

そうならないように、けん先に接着剤やボンドをつけておいて、保護しておきましょう。

1級はどんな感じ?

1級で初登場する技は、以下のとおりです。
・もしかめ
・灯台

これらの技はどうでしょうか?

1級

灯台は、新しいけん玉のほうがやりやすいです。
もしかめは、どちらかと言えば使い込まれたけん玉のほうがやりやすいです。

順番に解説していきます。

灯台

灯台については、新品のけん玉のほうが明らかにやりやすいです。
新品のけん玉のほうが玉がすべりにくいからです。

※前提のとおり、使うけん玉は、大空プレミアムもしくはマット加工のけん玉としています。
これらのけん玉には、玉にすべりにくい加工がされており、新品のけん玉ほどすべりにくいです。

ですから、灯台は新品のけん玉でチャレンジすることをおススメします。

初心者(10級)から一気に1級レベルまで到達した方は、この灯台でつまづきがちです。
それは、灯台自体の技の難しさもありますが、灯台を「使い込まれたけん玉」でチャレンジしようとしていることも理由の1つです。

特に、初心者のうちから大空プレミアムやマット加工のけん玉を利用する方は少ないです。
値段が高いからです。

まずは初心者用としてそれほど値段の高くないけん玉から始めた方が多いと思います。

ただし、初心者用のけん玉は、玉がすべりやすいことが多いです。それに加えて、灯台レベルになるまでの期間でけん玉を使い込んでいますから、玉が非常にすべりやすくなっています。

その状態で灯台にチャレンジしても、失敗してしまうことが多いでしょう。

仮に大空プレミアムやマット加工のけん玉を初心者のうちから使い始めていたとしても、灯台にチャレンジする頃にはだいぶ使い込まれてしまっていて、本来のけん玉の力を発揮できないことが多いです。

ですから、灯台は新しいけん玉(大空プレミアムやマット加工のけん玉などの、玉がすべりにくい)でチャレンジすることをおススメします。

注意!!!

灯台は玉がすべりにくいけん玉でやるのがよい!と話しましたが、
「玉がすべりにくいけん玉でないと灯台ができない」ということではありませんので注意してください。

灯台は玉がすべりにくいほうがやりやすい!だからおススメ!

ということです。
上級者は使い込まれた初心者用のけん玉でも、つまり非常に玉がすべりやすいけん玉でも「灯台」を成功させられる、ということです。

ただしこれから灯台にチャレンジするレベルの方は、灯台がやりやすいけん玉でチャレンジすることをおススメします。

そのほうが早く成長できるからです。「どんなけん玉でも灯台ができる」レベルになるのは、もっと後の段階でよいです。

もしかめ

もしかめについては、大皿や中皿と変わらないと考えています。
基本的にお皿に乗せる系の技は「けん玉の使い込まれ具合」について意識する必要はありません。

ただし、本番でいきなり新品のけん玉、もしくは慣れていないけん玉でもしかめをするのはおススメしません。

最低でも50回連続でお皿に乗せ続ける必要がありますから、手になじんだけん玉、言いかえればよく使っているけん玉でチャレンジしたほうがよいです。
その点で、使い込まれたけん玉のほうがやや使いやすい、という評価にしています。

準初段はどんな感じ?

準初段で初登場する技は、
・けん先すべり
だけです。

準初段の認定試験に登場する技9つ(もしかめ含む)をすべて見てみましょう。

準初段

準初段は灯台を除いて、使い込まれたけん玉のほうがやりやすいです。
※とめけんは準初段を受けるレベルの方であれば、あまり気にする必要はないです。

ですから、準初段の戦略は以下の2つです。

・2つけん玉を使い、灯台は新品に近いけん玉(=玉がすべりにくいけん玉)でチャレンジする
・灯台を得意技にしておく(=使い込まれたけん玉でも、規定回数10回中2回を楽々クリアできるレベルにしておく)

段はどんな感じ?

段位については、また別の記事で紹介したいと思います。

オレンジ色の割合が多い順に並びかえてみる

難易度順に示した先ほどのグラフを、オレンジ色が多い順に並びかえてみましょう。

オレンジ色が多い順(新品のほうが使いやすい順)

ある程度カテゴリわけができるので、簡単に解説します。

カテゴリ① 灯台系

灯台系の技は、玉にけんを乗せる技です。

灯台系の技は、玉のすべりにくさがやりやすさに非常に大きな影響をおよぼします。

つまり、玉のすべりにくいけん玉を使うほど、やりやすいです。

玉のすべりにくいけん玉=新しいけん玉ですから、灯台系のカテゴリの技は、新しいけん玉でチャレンジすると良いでしょう。

カテゴリ② 皿系、とめけん系

お皿に乗せる技、およびとめけん系の技については、新品のけん玉でも、使い込まれたけん玉でもやりやすさは変わらないと考えています。

これらの技は、糸の長さや色、玉の色によってやりやすさの変わる技です。
糸の長さや、色などは新品のけん玉でも使い込まれたけん玉でも変えることができます。

ですから、どちらのけん玉でもやりやすさは同じだと考えています。

カテゴリ③ ひこうき系 

ひこうき系の技は、どちらかと言えば使い込まれたけん玉のほうがやりやすいと考えています。

ひこうき系の技は、けんを穴に入れる技です。
そのため、穴が大きいほうが技を決めやすい
です。

つまり、使い込まれて穴がけずれている(大きくなっている)けん玉を使ったほうがやりやすいです。

※もしかめはカテゴリ③に入れていますが、こちらも基本的には皿系の技ですので、新品でも使い込まれたけん玉でも違いは少ないです。

ただしもしかめは何十回、何百回とやる種目なので、手になじんだけん玉、つまり使い込まれたけん玉のほうがやりやすいと感じます。

カテゴリ④ ふりけん系、一周系、うぐいす系

ふりけん系、一周系

ふりけん系、一周系の技は、玉をけんにさす技です。
また、とめけんと異なり玉が回転しているため、穴の位置をよく見てコントロールしながら入れる必要があります。

ですから、穴がけずれて見やすくなっている、使い込まれたけん玉のほうがやりやすいです。

また、穴がけずれて大きさ自体も大きくなっているので、その点でもやりやすいと言えます。

うぐいす系

うぐいす系の技は、お皿のふちに玉を乗せる技です。

これらは玉とお皿のふちの接地面が大きいほどやりやすくなります。

新品のけん玉だと、お皿も玉もきれいなままであり、接地面が小さいです。
(この辺の話は下のページで紹介しています)

けん玉を使い込むうちに、お皿と玉がけずれることによって、平らな部分が大きくなっていき、その結果接地面が大きくなっていきます。

つまり、使い込まれたけん玉ほど、うぐいすを決めやすくなります。

まとめ

最後に、もう一度グラフを見せます。

新品のほうがやりやすい技については、「実はけん玉を変えてみたらうまくいった」ということもよくあります。
そのように気づくことができ、実践できれば、早く成長することができるでしょう。

けん玉の級や段の認定ではけん玉を複数使用することができます。
今回紹介した使いやすさに合わせて、けん玉を変えて行うのも効果的です。

関連する話をページの途中で紹介していますので、合わせて参考にしてくださいね^^