【おススメ!】「細切れに練習すること」が効果的な理由3つ

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今日は、「細切れに練習することでより効果的に上達が見込める!」
という話をします。

同じ時間だけ練習したのなら、より早く上達したいですよね?
今日はそんな皆さんに役立つ情報を教えます。

一気に練習 vs 細切れに練習

・一気に練習すること
・細切れに練習すること

これら2つの違いを最初に説明します。

例えば、練習が「1日単位」だとしたら以下のようになります。

 

どちらも1週間の練習時間の合計は2時間です。

しかし、このAとBの練習を比べた場合、より上達しやすいのはBです。

それはなぜかというと、Bの練習方法のほうが、細切れに練習しているからです。
その理由を本ページで説明していきます。

「細切れに練習すること」が効果的な理由3つ

①最後の動きを覚える

②集中力が持つ

③疲れない

です。順番に解説していきます。

①最後の動きを覚える

人間は最後の動きを覚えるようにできています。

キャッチボールなら最後の1球、けん玉なら最後の1回です。

最後の1回が記憶に残りやすい、という性質があります。
(以下の記事で詳しく紹介しています)

脳は最後の動きを覚えるようにできている

つまり、この「最後の動き」が多いほど、脳はより覚えやすくなります。

ですから、

少ない練習時間 × 多い練習回数
のほうが、

多い練習時間 × 少ない練習回数

よりも覚えやすいです。


 

Bのように細切れに練習したほうが「最後の動き」をする機会が多いです。
こちらのほうがより効果的な練習といえるでしょう。

雑談:5個のドーナツを何日に分けて食べるか

こちらの章はあまり本編と関係ありませんが、以下のお題を考えてみましょう。

ドーナツを5つもらいました。すべて自分で食べられます。何日に分けて食べるのがいちばんうれしいでしょうか?
ただし、ドーナツの味は何日たっても変わらないものとします。

ドーナツが好きでない方は、自分の好きな食べ物にかえて考えてみましょう。

これは個人の好みになってしまいますが、私は「何日かに分けて食べる」と思います。

1日ですべて食べたらお腹いっぱいになってしまうでしょう。
また、ドーナツがすべて同じ味だったら、5個目をおいしいと感じないでしょう。
しかも1日ですべて食べてしまったら、そのあとは食べられません。

なので、小分けにして食べます。下の表のBです。

1日でのうれしさはAのほうが大きいと思います。
一方で1日目~5日目のトータルで見れば、Bのほうがうれしいと思います。

本ページで紹介しているのは「小分けにしたほうが練習は効果的になる」という話で、
ドーナツの話は、「小分けにしたほうがうれしい」という話です。

なので別のテーマになっていますが、それでも共通した考えがあると言えるでしょう。

さて、話を元に戻しましょう。

大事なことなのでもう一度言います。
脳は最後の動きを覚えます。
この点で、週に1回だけ、長時間練習するよりも、週に複数回、短時間練習したほうが効率が良い練習
となります。

②集中力が持つ

いくらけん玉が好きな人でも、何時間もやっていたら飽きちゃいますよね?

この「飽き」は、練習の質の低下につながります。

長時間やると練習の質が落ちる

長時間だらだらとやるよりも、短時間で集中してやるほうがより効果的なのは、
皆さんもイメージしやすいと思います。

練習の最初が一番集中力が高い状態、つまり質の高い練習ができる状態です。
そして、質の高い練習を多くできることが、効果的な練習となり、早く上達できます。

集中力は、時間を空けることで回復します。
1回あたりの練習を短時間にし、集中力の高い状態で練習できるようにしましょう。

集中力が落ちてきたな…と感じたらその日は練習をやめるか、一度休けいしましょう。

そして、最初からできるかぎり集中して練習しましょう。
そうすることで、今までよりもずっと効果的な練習ができます。

③疲れる

②で紹介した「集中力が持つ」は、いわゆる”心”がテーマです。
③の「疲れない」は、”体”のテーマだと考えてください。

疲れるとどうなる?

長時間練習すると疲れてしまいますよね?するとどうなるでしょうか?

少し考えてみてください。

答え

ほとんどの人は、足を使えなくなっていきます。

けん玉は足を動かすスポーツですから、長時間練習するうちに足が疲れてきて、動かなくなってきます。

じゃあ足が動かなくなってくるとどうなるでしょうか?

→ 普段どおりのフォームで練習できなくなります。

じゃあ普段どおりのフォームで練習できないとどうなるでしょうか?

→ 間違ったフォームで練習を続けてしまうと、その動きを脳が覚えてしまいます。
  そして何度も話しているとおり、脳は最後の動きを覚えやすい性質があります。
  ですから、せっかく長時間練習したのに、最後の動きが「疲れ切った状態でやった動き」だと、練習の効果が低くなってしまいます。

今お話ししたことを図にまとめるとご覧のとおりです。

この悪い循環をなくすために、疲れていない状態で練習を終わらせたほうがいいです。

ちょっと物足りないな、と感じるくらいでもいいでしょう。
その場合は少し時間を空けて同じ日に練習をして良いです。

時間を空けたり、別の日に続きをやれば、元気な体で練習できます。
そうすれば、正しいフォームで練習でき、より効果的に練習できるでしょう。

【雑談】細切れを効果的に使用している例

まとめに行く前に、「細切れを効果的に使用している例」を2つ紹介します。

①テレビのCM

テレビを見ていると、途中でCMが入りますよね?

テレビのCMは細切れによる効果を狙ったものです。
例えば、CMは15秒~30秒のものがほとんどで、1時間のテレビ枠で同じCMが何回も流されることがあります。

脳は最後の動きを覚える=その機会が多いほど覚えやすくなる
という性質があるので何回もCMを流すことで覚えてもらおう、と狙っています。

ですから“2分のCMを1回”よりも、”30秒のCMを4回”のほうが効果的と言えますね。

また、細切れにCMを流すことは、メインの番組自体を細切れにすることもできます。
CMとメインの番組で、お互いに効果があると言えそうです。

メインの番組のいい場面でCMを入れることで、その番組(のいい場面)を覚えてもらえます。

CMはテレビを観ている人たちを飽きさせないために流すのではなく、よりCMの内容を覚えてもらうため、そしてメインの番組にのめり込んでもらうために流すといえそうですね。

②予習→授業→復習

学校の勉強でも、予習は大事!復習は大事!とよく言われます。

単純に同じ内容を覚えるなら、

①予習

②授業

③復習

の3回に分けて細切れにしたほうが覚えやすいからです。

授業の1回だけで全力で覚えようとしても、「短期記憶」にしかならず、脳はいずれ忘れてしまいます。

ただし、何回も反復してやることで、「長期記憶」にすることができ、長い間覚えていられます。

このように、細切れにすることの効果は、日常生活でも数多くありそうですね^^

まとめ

今回は「細切れに練習すること」が効果的な練習になる、というテーマで話をしました。

①脳は最後の動きを覚える
 → だから練習の回数を増やし、「最後の動きを覚えるチャンス」を何度も作ろう!

②集中力が持つ
 → 集中力は長く持たない。そして、集中力がなくなると練習の質が低くなる。
 → だから、1回で長時間練習しても効果は高くならない。
 → 短時間で集中して練習=質の高い練習、を何回かに分けてやろう!

③疲れない
 → 長時間練習すると疲れて正しいフォームでできなくなる。
 → 正しいフォームで出来ないと、間違ったフォームを覚えてしまう。
 → 疲れる前に練習を切り上げて、正しいフォームを早く覚えよう!

この3つの理由から、練習は細切れにしたほうがよい、という結論を導きました。

練習の量はもちろん大事ですが、練習の質はもっと大事です。

そして、質の高い練習とは、1回あたりの練習量を小さくして、集中して行うことです。

毎日けん玉に向かう、というのは大人の方は難しいかもしれません。
しかしながら、1日数分でもいいから小分けにしてやる、これが上達への近道です。

今回紹介した「小分けにして練習する」方法をぜひ取り入れてみましょう。