けん玉の持ち方 「極意グリップ」

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けん玉の持ち方のひとつである、「極意(ごくい)グリップ」について紹介します。

別名:極意持ち

日本けん玉協会のHPでは「極意技の持ち方」と表現されています。

極意グリップを使う級位・段位

検定で出てくる種目の中で極意グリップを使うのは、『すべり止め極意』だけです。
検定で出てこない種目を含めても『大皿極意』や『中皿極意』など、『○○極意』という名前の技でしか登場しないことから、レアな持ち方と言えます。

極意グリップ

極意グリップの持ち方の画像を乗せます。

上の写真は大皿側から見た写真なので、別の言い方をすると、「審査員に見えている側」の写真です。

大皿側にそえる指は、人差し指、中指、薬指の3本が基本です。
そして、中指はお皿のくぼんだところ(お皿の真ん中近く)にそえます。
(いろいろなバリエーションがあるので、のちほど紹介します)

上の写真は小皿側から見た写真なので、別の言い方をすると「自分の胸のあたりから見た側」の写真です。

小皿側にそえる指は親指の1本が基本です。親指はお皿のくぼんだところ(お皿の真ん中近く)にそえます。

持ち方のルール

極意グリップには禁止されている持ち方があります。それは、「皿銅より中皿側のけんにふれる」ということです。
あまり起こらないですが、念のため説明しておきます。

「皿銅より中皿側のけん」の部分にはふれてはいけないので、上のイラストの赤色の部分はふれてはいけません。普通に持っていれば赤色の部分にはふれないと思いますが、念のため注意してください。
逆に言えば、水色の部分はふれて大丈夫です。例えば、けん先を手に押しつける持ち方でも大丈夫だということです。

※けん先にふれても良いのは、ふれているかどうかの判定が審査員にとって難しいという背景もあるかと思います。けん先の部分は指で隠れてしまうので、手のひらがけん先に触れているか、審査員の側から見るとわかりづらいです。それならいっそう「けん先にふれてもOK」というルールにしたのだと考えています。

いろんなバリエーションがある!!

極意グリップはとめけんグリップやひこうきグリップなどの、ほかの持ち方と比較していろんな持ち方のバリエーションがあります。通常ならいわゆる王道の、”教科書通り”の持ち方がもっともやりやすく成功しやすいのですが、極意グリップに関しては「人それぞれ」の傾向が強めです。

このページでは私が見たことのある持ち方、もしくは試してみて違和感なくできる持ち方を紹介します。

①大皿側の指を皿の”ふち”にそえる

大皿にそえる人差し指、中指、薬指を大皿のくぼみに入れるのではなく、ふちを持つようなイメージです。

・指の長い方
・手の大きい方
・大皿のくぼみに指を入れると力が入りすぎてしまう方
などは、こちらの持ち方を試してみても良いでしょう。

②小皿側の指を皿の”ふち”にそえる

①と反対側の小皿でも、親指をくぼみに入れるのではなく、ふちを持つ持ち方があります。①と同じく、

・指の長い方
・手の大きい方
・小皿のくぼみに指を入れると力が入りすぎてしまう方

①と②の両方を取りいれた持ち方をすると、場合によってはけん先が手にふれる持ち方になるかもしれません。上で説明しているとおり、けん先がてにふれても良いので気にする必要はありません。ただし、けん先が手にふれることに違和感を感じる場合もありますので、その際は持ち方を変えましょう。

③人差し指と中指の2本で大皿を持つ(くぼみに入れるパターン)

大皿を人差し指、中指の2本で持ち、薬指を大皿にそえないパターンです。

・指が大きく大皿に3本そえるのが難しい方
・手の大きい方
・3本で持つと力が入りすぎてしまう方
などは、こちらの持ち方を試してみても良いでしょう。

④人差し指と中指の2本で大皿を持つ(ふちにそえるパターン)

③と同じく大皿を人差し指、中指の2本で持ちますが、くぼみに入れるのではなく、ふちにそえる持ち方です。先ほどと同じく、

・指が大きく大皿に3本そえるのが難しい方
・手の大きい方
・3本で持つと力が入りすぎてしまう方
・くぼみに指を入れると力が入りすぎてしまう方
などは、こちらの持ち方を試してみても良いでしょう。

⑤人差し指だけで大皿を持つ

大皿を人差し指1本だけで持つ持ち方です。私はこの持ち方だとやりづらいのですが、私より上手な方でこの持ち方をしている方がいたので紹介しておきます。

持つ指が少なくなるほど余計な力が入りにくいので、その点でこの持ち方は優れています。すべり止め極意は手に余計な力が入ることで手が震えてしまうと、ミスする可能性が非常に高くなるので、この持ち方はそれを防ぎやすいです。
一方で持つ指が多くなるほどけんは安定しますから、その点ではこの持ち方はよろしくない、と言えるでしょう。

⑥中指と薬指の2本で大皿を持つ(人差し指と小指を大皿の周りにそえる)

この持ち方をしている人を、私は一人しか見たことがありません、だれかというと、私です笑

上で紹介した持ち方以外にも、いろいろな持ち方を試してみた結果、この持ち方がいちばん自分に合った持ち方でした。(今のところ)

指をそえるときの手順を下で説明します。

まず、手をキツネの形(で伝わるかな?)にして、
指をそえます。親指は小皿に、中指と薬指は大皿に。
キツネの形を横から見ると…?
キツネの形を上から見ると…?
→ここから人差し指と小指を大皿にくっつけます。
人差し指と小指を大皿の周りにくっつけます。
このとき、人差し指は中指とはなれています。
小指は薬指とはなれています。
ななめ上から見た写真。かまえているときは
こんな感じで見えています。

このようにして持つことのメリットとデメリットを紹介します。

■メリット

①大皿側を4本の指で持てるので安定させやすい

②大皿側を”3か所”で持てるので安定させやすい

  人差し指 :大皿の周り(上側)
 中指と薬指:大皿の中
   小指  :大皿の周り(下側)

 という3か所で大皿を支えることができます。指をくっつけてしまうと実質1か所で支えることになりますが、私の持ち方だと、人差し指と小指はそれぞれ中指・薬指とはなしてそえるので、安定させやすいと感じます。

③大皿の中に指2本しか入れなくてよいのでラク

 私は手や指が比較的大きいほうなので、大皿の中に指3本を入れるとかなりせまく感じます。2本だけであれば余裕があるのでラクですし、ラクに持つことができればその分余計な力が入りにくいので安定します。

■デメリット

①多くの指で持つと力が入りやすい

 多くの指で持つことは安定する反面、余計な力が入りやすいというデメリットがあります。私の場合、すべり止め極意はある程度力をいれてやっているので、そこまで気になるデメリットではないです。

②指が動きやすい

 私の持ち方だと人差し指と小指が自由な感じになってしまうので、技の途中で指が動いてしまいそうになります。指が動くと修正行為ととられて失敗と判定される恐れがあるので、その点でリスクの高い持ち方です。また、指が動かないように意識すると余計な力が入ってしまうので安定しないというデメリットもあります。

私にとってはデメリットを上回るメリット(やりやすさ)があると考えているので、この持ち方を採用しています。

ということで極意グリップの持ち方は…?

色々な持ち方を紹介してきましたが、「基本とされている」持ち方をもう一度紹介します。

大皿側:人差し指、中指、薬指
小皿側:親指

上でお伝えしているとおり、基本とされている持ち方以外の持ち方でもかまいません。

どの持ち方にもメリット・デメリットがありますから、いろいろな持ち方を試してみるのが良いです。自分に合った持ち方は人それぞれ違いますし、そもそも自分に合った持ち方は変わることがあります。例えば、

成長して手や指が大きくなった、長くなった、太くなった
けん玉を変えたことで重心やけん先の長さ、皿のふちの感触が変わった
上達して力の入れ方や体の使い方を覚えた

など、自分に適した持ち方が変わる要因がいくつかあります。
人によっては、「昨日はこの持ち方だと良かったけど、今日はこの持ち方のほうが良い」ということもあります。
いずれにしても、「この持ち方が自分に絶対にあっている!」ということは無い、と考えていただくのがベストだと考えています。

まとめ

極意グリップの持ち方は、上の画像で紹介したとおりです。
色々なバリエーションがあるので、試してみてください。極意グリップは五段以降でしか出てこない持ち方です。そのくらいの実力がある人なら、トライ&エラーを繰り返しできるレベルでしょうから、自分に合った持ち方を見つけてみてください。