けん玉の持ち方 「ひこうきグリップ(玉持ち)」

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けん玉の持ち方のひとつである、「ひこうきグリップ(玉持ち)」について紹介します。

別名:玉持ち、玉の持ち方、玉グリップ

日本けん玉協会のHPでは「の持ち方」と表現されています。
「ひこうきグリップ」というのは私以外ほとんど使っていない言葉かもしれませんが、けん玉になじみのある言葉を使ったほうがわかりやすい(*)と思うので、「ひこうきグリップ」としています。級位の認定で初めて玉を持って実施する種目がひこうきなので、「ひこうきグリップ」です。

(*)例えば”玉持ち”というと、表記は”球持ち”となることが多いですが、野球の用語でも出てきます。

…(略)…球持ちとはボールをどれだけ長く持っていられるかということで、球持ちが良いとは投手の手からボールが離れるのが遅いということ…(略)…

https://k2baseball.net/archives/13214874.htmlより引用

「あの投手は”球持ちが良い”」みたいに使います。けん玉とは全く別の意味で使う用語なので、けん玉界オリジナルの用語とするために、このブログでは「ひこうきグリップ」と表現しています。

ひこうきグリップを使う級位・段位

1級までは『ひこうき』と『灯台』の2種目だけですが、初段以降では多くの技でひこうきグリップを使います。

ひこうきグリップ

ひこうきグリップの持ち方の画像をのせます。

上から見た写真
手前(自分側)から見た写真

また、日本けん玉協会のホームページにも持ち方の画像が載っていますので、参考にしてください。

ひこうきグリップのポイントは2つです。

① 深く握りすぎない・浅く握りすぎない
② 薬指と小指は親指側(ひもと体の間)

① 深く握りすぎない・浅く握りすぎない

「深すぎず浅すぎず」の握り方がどのくらいなのかを写真で説明します。

人差し指の第一関節(かんせつ)が、玉の中心(赤色の点線)に来るようにします。
親指の第一関節(かんせつ)も、玉の中心(赤色の点線)に来るようにします。

これが「深すぎず浅すぎず」のちょうどよい持ち方です。
もちろん、手の大きさや指の長さによって第一関節よりも少しずれてもかまいません。手の小さい方は上の写真よりも玉と手のひらの間のすきまが小さいと思いますが、すきまの大きさを気にする必要はありません。基本的には第一関節を玉の中心に持ってくる、という考えで持ちましょう。

② 薬指と小指は親指側(ひもと体の間)

薬指と小指は親指と同じ側(自分から見て、ひもより手前側)にそえるようにしてください。下の写真のような感じです。

薬指と小指が親指と同じ側にくるようにしておかないと、『ひこうき』や『一回転ひこうき』でひもが指に当たってしまうのでこの握り方でできるようにしておきましょう。
子供の方などで手の小さい方は、薬指と小指が親指と反対側(=人差し指と同じ側)にあることが多いです。手が小さいのでその持ち方でも窮屈にならずに持てるからです。しかしながら、途中で直すのは大変なので最初からこの握りにしておきましょう。

また、「薬指と小指が親指と同じ側」というのは、野球でストレートを投げるときと同じですね。

そうやって握ることがもっとも力が入り、玉を安定させられるからです。それはけん玉においても同じですから、薬指と小指は親指と同じ側になるようにしましょう。

ダメな握り方

先ほど紹介した2つのポイントを守れないとどうなるでしょうか。
① 深く握りすぎない・浅く握りすぎない
② 薬指と小指は親指側(ひもと体の間)

以下でダメな握り方を紹介したいと思います。

① 深く握りすぎると…?

深く握りすぎているときの写真をのせます。

写真のとおり、玉と手のひらの間にすきま(余裕)がない状態です。
この状態が絶対に悪い!というわけではないのですが、ある程度すきまがないと余計な力が入りがちになります。
また、手の大きい方だと、薬指が玉の穴から出ているひもに当たってしまいます。そのため、深く握りすぎるのはおすすめしません。

① 浅く握りすぎると…?

浅く握りすぎているときの写真をのせます。

浅く握りすぎというのは目安として、玉の中心(上の写真の赤い矢印のところ)に指の腹(指先)が来てしまっている状態です。
この握りだとうまく力を伝えられないため安定しません。『ひこうき』であればそれほど力はいらないためこの握りでも大丈夫かもしれませんが、けんを安定させることが必要な『灯台』や、ある程度力をいれてけんを振り上げる『一回転ひこうき』などを決めることが難しくなってしまいます。

そのため、浅く握ることはおすすめしません。

② 薬指と小指が人差し指と同じ側(自分の体から見てひもより向こう側)にあると?

先ほど説明したとおり、この持ち方だと『ひこうき』や『一回転ひこうき』のときに、ひもが小指にふれてしまいます。
ひもが指にふれると「糸の長さを変えて競技した」と判定され失敗扱いになってしまう恐れがあります。そもそも、ひもが指にふれて糸の長さが変わったらやりづらいですよね。

ですから、『ひこうき』や『一回転ひこうき』のときにひもが指にふれないように、薬指と小指は親指と同じ側(自分から見てひもより手前側)にそえるようにしましょう。

薬指と小指が親指と同じ側にあると、野球のストレートのような握り方になって玉を安定させることができますから、そちらでも持ちましょう。

まとめ

ひこうきグリップの持ち方は、上の画像で紹介したとおりです。

ひこうきグリップのポイントは2つです。

① 深く握りすぎない・浅く握りすぎない
② 薬指と小指は親指側(ひもと体の間)

持ち方が正しいと技の安定感が増します。序盤の難所、初心者のカベである『ひこうき』を早くマスターできるように、正しい持ち方を覚えておきましょう!